天一軒で小腹を満たし、時計を見ると21時40分。
「せっかくやし、今日は終電まで飲んでみるか」
そんな気分で、大学時代の同級生が営むBar「こたん」へ向かいました。
カウンターには先客が二人。
ひとりは飲み仲間の常連さん。
もうひとりは、82歳の男性。
彼は、神戸ジャズストリート実行委員会の常任委員で、なんと現役の消防団員でもあるそう。
2023年に亡くなった母と同い年とは思えないほど、お元気でした。
その方が語ってくれたのは、かつての新長田界隈の話。
新長田駅から六軒道方面へ、国道2号線を越えたあたり。
そこには、かつて映画館が4〜5軒も並び、いまはなき神戸デパートの周辺には遊郭もあったそう。
その一帯は、当時「西新開地」と呼ばれていたとのこと。
生まれ育った神戸の街にも、まだまだ自分の知らない歴史がある。
地図にも残らないような、けれど確かに人が生きていた場所の記憶。
仕事以外で年の離れた方から、こんな風に話をゆっくり聞ける機会は、ほんとうに貴重だと思いました。
会話の合間に出てきた
「ジャズストリートのボランティアが足りない」
「もし私でよければ、いつでも声かけてください」
自然とそんな言葉が口から出ていました。
深夜のBarで、世代も立場も超えて交わされる小さな約束。
なんとも言えない、心に沁みる夜でした。
本日の商品は、淡水真珠(無核)
2.5-3mm 約139pcs 約40cm
生産量が減りつつある、希少な無核ベビーパール。
ポテトシェイプ、ホワイトカラーです。
素材につき、金具は付いておりません。
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